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「ソニマニ・サマソニ観戦記〜本当に地蔵はいたのか〜Part1」

8月9〜11日の三日間幕張で行われたソニマニ・サマソニに参加してきた。

各日のヘッドライナー及び主要アーティストが早いうちから発表になっていたため5月の段階でウィークエンドチケット(3日間通し券)を買ってはいたのだが、まさかのミスチル参戦&ももクロ2年連続出演が重なった事でチケットは激戦となり、開催前から話題が絶えることの無かった今年のサマソニである。

自分としても音楽にのめり込むきっかけになったのは中1の時に聴いた「Tomorrow never knows」であり、文句を言いながらも”ももクロ”のライブはずっと見続けているため願ったり叶ったりではあった。

開催から1週間が経った今、「安定のメタリカ!!」「ミスチル地蔵ガ〜」「MUSEの演出ガ〜」と言った形で各所からレビューや評価が集まりだしているが、それらに対して自分は今年のサマソニ及びそれにまつわる出来事に何を思ったのかをつらつらと時系列順に書いていこうと思う。

 

<8月9日:SONICMANIA

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去年のフジロックに続くSTONE ROSESの夏フェス出演&Perfumeサカナクション電気グルーヴ邦楽勢の出演で例年に無い活気を見せた今年のSONIC MANIA。少し早めに入場し、ぷらぷらと歩き回ってみたが参加者はぱっと見で20代中心であり、それに混じってパフュオタらしきおじさまたちの姿が見受けられる比較的落ち着いた雰囲気だった。

初音ミク

出演キャンセルとなったZEDDの代打の印象が強かった初音ミクだが、会場全体で一番最初にスタートするアクト且つ高い話題性からか、かなりの人数が集まっていた記憶。いざ開演となり、ステージ上に設置されたスクリーンにミクが映し出されると予想以上の鮮明さに会場から嘆息がこぼれる中、Google Chromeタイアップソング「Tell your world」でスタート。歌声はもちろんボカロ音源だが演奏は生バンドという力の入れ方。しかしスクリーンに映るミクありきのステージングのためか、照明が演奏者にほとんど当たらず、観客はただただミクの映像を見つめるしかできないので今ひとつ盛り上がりに欠けてしまった印象。演奏自体もボカロ独特の超高音域と生バンドの演奏の相性が悪く、すっかすかの内容にしか聞こえず中々ノレなかったのが正直なところ。そのためか筆者を含め、30分後に控えたメインステージのPerfumeを観るために観客がごっそりと抜けてしまうという事態が発生した。うーん、なんというか。


livetune feat. 初音ミク 『Tell Your World』Music Video - YouTube

Perfume

メインステージの8割近くを埋めてのPerfume。ソニマニを意識してかOPからバッキバキのサウンドで会場を揺らしまくってからの「Magic of Love」で観客を掴み、「Hurly burly」〜「Spending all my time」〜「ポリリズム」で踊らせまくる堂々のパフォーマンス。合間のMCもそこそこに曲メインの内容かつ定番曲(悪く言ってしまえばマンネリ曲)多めだったためいくらかの不完全燃焼感が残ったが、十分楽しめるパフォーマンスだった。

[MV] Perfume 「Magic of Love」 (short ver.) - YouTube

Fear, and Loathing in Las Vegas

チョコレイト・ディスコを後ろに聴きつつ、RAINBOW STAGEに急いだ筆者の目の間に飛び込んだのは圧倒的人の少なさ!開演5分前でも2〜3列目余裕で確保出来る程の空きっぷりに愕然としながらもAll That We Have Nowから「Acceleration」〜「Scream Hard as You Can」でスタート。少ない人数ながら激しいモッシュ&ダンスで盛り上がろうとするが如何せん人口密度の少ない中でのモッシュ程寂しい物はなく、ひたすらやるせないムードの流れる悲しい状況だった。去年は出演順がももクロ前という絶好のチャンスを活かした大盛り上がりを見せてくれただけにとても残念。特にライブの人気曲である「Love at First Sight」ではファンがダイブしようとするものの 人口密度が低いため中々クラウドサーフ出来ず、やっとこさ体が持ち上がったと思ったら即セキュリティ行きという顛末をみてしまったため何ともいえない気持ちになり電気を観に行く事に。


Fear ,and Loathing In Las Vegas ~ The Animals In ...

電気グルーヴ

人!人!人!フロアを埋め尽くすあまりの人数に驚きながら唯一スペースのあるPA裏で観る事に。セットリストはツアーパンダの簡易版で演出もメトロックで観たものがほとんどだったため既視感が多いのは否めなかったが、メトロックでは無かった”巨顔”のプロジェクションマッピングや超満員のフロアの雰囲気に飲み込まれ、気づいたらひたすら踊りまくってしまっていた。特に「FLASHBACK DISCO」〜「Shangri-La」ではフロア全体が酒を片手に踊り狂う多幸感に溢れていてとても楽しかった。印象的だったのは隣でひたすら正確に2ステップ踏みまくるおっさん。

Denki Groove - N.O. [Live at FUJI ROCK FESTIVAL ...

The Stone Roses

PET SHOP BOYSの「Go West」を聴いてから軽く腹ごしらえをしてローゼズ待機。自分がローゼズを知ったきっかけはOasisがベスト盤発売時のインタビューでリアムが「自分の音楽性はローゼズから多分に影響を受けた」と語っていたのを目にした事だった。当時は名前の語感でStone RosesとGun's and Rosesがごっちゃになっていたため「リアムもハードロックちゃんと聴いてるんだなぁ」と勘違いしていたのも昔のこと。昨年のフジロックでのパフォーマンスが絶賛されていたためどれだけのものが観れるのかとハードルを上げまくっていたが、そのハードルを余裕で越える素晴らしい内容だった。ステージに上がるなりメンバー同士肩を組んでフロアにお辞儀して涙を誘ったかと思えば、1曲目の「I wanna be adored」から大合唱&イアンの超絶音外しで大盛り上がり。個人的に好きな「Made Of Stone」もバッチリやってくれたため文句無し。イアンが至る所で鈴棒(?)をフロアに投げまくっていたが、その度にストックが裏から無尽蔵にでてくるのには笑ってしまった。


The Stone Roses - I Wanna Be Adored - YouTube

サカナクション

時刻も午前3時をまわって、良い感じにハイになってきたところでサカナクション。5月に行われた幕張ワンマンの充実した内容に打ちのめされていたので、焼き直しでも良いからもう一度あのパフォーマンスを観てみたいと思っていたが、従来ラストスパートに置かれていた「アイデンティティ」〜「ルーキー」を序盤に持ってきたり、「ホーリーダンス」〜「バッハの旋律を夜に聴いたせいです」のRemixでフロアを踊らせたり、とどめの「夜の踊り子」で徹底的に踊り狂わせるきっちり安定の内容でSONIC MANIAのトリを努め上げていた。正直ラストの方は流石に疲れが出始めていたのでアンコールを諦めて、とっととホテルに帰って翌朝に備えて仮眠をすることに。その後の地獄の暑さも知らずに...

(Part2に続く)